原子力防災訓練に参加しました
2022.11.22
11月5日(土)、原子力防災訓練が行われました。
今回は、原子力発電所の重大事故を想定し、
国や県、電力会社などが事故発生時の対応を確認する大規模な総合防災訓練で、
弊社もその一環で輸送事業者として参加いたしました。
政府備蓄の安定ヨウ素剤の受入訓練
原発事故が起こり、原子力発電所から30㎞離れた場所でも安定ヨウ素剤が必要になることを想定し、
国が備蓄しているヨウ素剤を安全に供給するための訓練が行われました。
弊社は名古屋市内に備蓄してある約30万個の安定ヨウ素剤を、
岐阜県と滋賀県の物資輸送拠点となる倉庫に輸送し、
荷下ろし、搬入、検品、引き渡しまでを担当しました。
このような国が備蓄する安定ヨウ素剤の受入訓練は全国で初めてということですが、
何が起きるか予想できない状況下では、
こうした日頃からの訓練がいざという時の備えになると実感します。
2016年の熊本地震などで弊社も経験していますが、
大規模な災害時、私共輸送事業者は、
支援物資を運び被災地にさまざまなものを届ける流通インフラとしての役目を負っています。
いつ起きるか分からない緊急時に素早く確実に対応できるよう、
普段から自身の行動を見つめ直すことも私共にとって永遠の課題です。
そのひとつが誰かの命を救うかもしれないという想いで今後も取り組んで参ります。